社長の想い

 

2023年、社長の想い

今年はウサギ年ですが、正しくは癸卯(みずのとう)となります。今年の年相を踏まえて、我が社の取り組みについて2点ほどシェアしたいと思います。

1つ目ですが、癸卯(みずのとう)の今年は『一年単位で物事を考えず、次の新たな十年の成長』という少し長めのスパンでの事業構築を進める必要があると考えています。

これから10年以内に精鋭社員1,000人体制の日本の一翼を担う企業となるべく、何をしたら良いかを考えます。

社員とお取引先様各社、事業を支え下さる皆様の期待に応える。日本の若者を筆頭に、『Japan as No.1』と言われた頃の輝きを取り戻したくなるような社会をみんなで実現する。アップローズが大きな役割を担えるようになるべく、次の一歩に取り組みます。

例えば、アップローズには海外企業の持つ日本未上陸商品を自社のブランディングとして取り込み、日本人の生活をより便利に、よりワクワク感あるものにする一連のノウハウと体制があります。

これで日本人に喜ばれるモノの商品化を果たし、昨年は家電分野の新参企業としては異例のビックカメラによる全店舗(約180店)店頭販売とネット販売の共演も実現しています。

ニッチな『クラファン活用による爆発的な広告効果』と『SNSの活用を含む最先端プロモーション』の実績を作りました。人手不足を補って余りある『自動化のツール』や『補助金申請』支援体制の構築も準備しました。

コロナで傷付いた中小企業の再構築支援に活かす。通常の新規商品開発にかかる資金の1/10〜1/100でも日本初の新商品開発に取り組めるよう、一度教えて終わりではない育成と発展に伴走出来るように優れたノウハウをつくる。ここまでが昨年までに準備してきたことです。

このワクワク商品OEM輸入事業は自社ブランド商品による売上拡大の目的でも継続・拡大して行きます。構築したインフラの拡充と、次の事業再構築支援ビジネス展開の時の信頼の根拠としても役立つでしょう。

当社ネットショップの再稼働、活性化で大手量販店販売で定着した商品の利益率向上と、ネット販売の更なる応用を試行し、クライアントに横展開する必要があります。

それと同時に、すでにリリースした中小企業事業者支援の新サービス(営業の自動化)をより具体化した、数字で表した大きな目標の具体的行動計画を作ります。それを各プロジェクトチームが果敢に断行し、その上で、『目標を明確化』し、更に『その達成度を明示』しなければなりません。

紹介した人が感謝されるような、クライアント各社が上げた成果がまた顧客を呼び込むような仕組みを構築して行かなければなりません。

そうやりながら『計画を常にブラッシュアップ』していくのです。混迷の時代にはそれに対応するべく、『より具体的かつ緻密な計画』と『それを踏まえた迅速な行動』が不可欠なのです。

2つ目ですが、「卯」の字義には『未開墾地を思い切って開拓していかなければならない』という意味がありますので、経営戦略では『ブルーオーシャン戦略を目指す』つもりです。

我々は商社ビジネス分野でのトレーディングに、テクノロジーとコンサルティングを融合させ、対外交渉力に資する『仲間』づくりを目指しています。専門的で難しいことの掛け算なので他社にはマネ出来ないの訳ですが、単なる先行者利益獲得だけのブルーオーシャンでは意味がありません。

我々は、顧客の既存事業×AIによる自動化を仕組み化するのに加え、海外商品の独占販売権を商品化し、ブランディングをサポートする技能を有しています。国を跨いでそれを出来るのはほぼ間違いなく国内唯一のスキルです。お取引先様やクライアントという仲間と大きな利益の獲得を目指すのです。我々は仲間と共にこれから襲ってくる激動を乗り越えて、先ずは10年後の成功を目指しましょう。

これは夢想でも、単なる着想でもありません。私が理念に感銘し、新卒で入社したセブンイレブン・ジャパンが、単体では無力の小規模店舗をまとめ上げ、大きな交渉力にして成功に至ったビジネスモデルなら倣ったものです。大企業相手に数々のプロジェクトを成功させて来た実績に基づくものです。世界最大のコンビニエンスストアチェーンは、個々では無力でも皆んながひとつになって頑張れば大きな力になると信じた創業者、鈴木敏文元会長(現最高名誉顧問)の信念と互助の精神によるものです。

 

同じく、プレゼンテーション、マーケティング、交渉術などで全米トップを極めた先生方の教えを全て極めた私の師匠、大森健巳氏が提唱するお互いの不足を補い合う『バリュークリエイティブ』も活用して行きます。

同業者とでさえ競争・敵対ではなく、お互いの得意を以って、共同して初めて目指せるJV(ジョイントベンチャー)を創出するという発想。この構想はそれをカタチにすることでもあります。

様々な分野に細心の注意を払いつつ挑戦しましょう。

最後に、原理・原則を踏まえつつ、筋を通すということでは、先ずやるべきは、アップローズの創業時に制定したコーポレートミッションに立ち返り、それらと自分の取り組んでいるプロジェクトとの一貫性や整合性に付き吟味することです。

以上、今年をこれからの十年の飛躍の年に向けた第一歩にしましょう。

 

2023年1月1日
株式会社アップローズ
代表取締役
上田 泰三